SIP演習~和食におけるサービスのSTP~
革新的サービスを考案する
本学園の「SIP(ソーシャル・イノベーション・プログラム)演習」
今回は、調理専攻学科・フードマイスター学科の
「和食におけるサービスのSTP」について。料亭「かも川別館」様で第一回が開催されました。
2015年1月から7月までの訪日外国人数は1,100万人を突破し、
「インバウンド」という用語も国内ではすっかり定着してきました。
ひとつの観光資源ともいえる「和食」についてあらためて、
その「歴史と現在」を理解し、STP戦略を取り入れながら
お客様への提案を考えるのが本年度のSIP。
「料亭における和食提案」というのは、学生にとって日頃はなかなか
目に触れることのないシーン。
顧客に合わせた提案、季節感、装飾品などの「関連した意味」を
まずはご指導を受け、そこから何を提案するかを学生が考えます。
「何を作るか」ではなく「どんなお時間を提供するか」という視点が
重要であり、学生は「おもてなしの本質」を学び取ろうと懸命に取り組んでいました。
例えば、高齢社会を想定する、あるいは畳にすわるという習慣のない
外国人のお客様をおもてなしする上では、椅子のセッティングも
重要な要素。お客様の属性・特性を理解したサービスの在り方が
当然求められます。そこに2年間学んだ知識をどう活かすかが
問われます。ここからの成長が楽しみですね