今できることを、粛々と
3月11日(金)
3時間近、卒業式謝恩会会場で、地震を体感。
卒業生・保護者のみなさんの気持ちを落ち着けることに必死でした。
謝恩会がお開きとなり学園に戻ると、今回の甚大な被害が刻一刻と情報で入ってきます。
翌日の卒業生の退寮と寮移動をする学生の中にも地元で重大な被害がある学生がいることが判明。
3月12日(土)
退寮・寮移動を予定通り行うか否か、思案していた深夜未明、明らかに長い地震が、当地で起こりました。
学園施設の被害は全く無し。
「地震・津波の甚大被災地の学生は、長岡で安心して生活してもらおう!」
このキーワードで、退寮と寮移動を粛々と行い、その日、公共交通機関の混乱から帰省できない寮生と
お迎えにいらっしゃった保護者の方々約60名とホテルで『食事会』を行う。
「今は、情報を精査し、しっかり食べて身体を休める時」実家を心配する学生も、つかの間の休息・・・
3月13日(日)
ひとりひとりの実家の具体的な状況を確認、可能な限りの情報提供を残っている寮生に伝える。
3月14日(月)
都内や他県のご親戚の方々のところに、一時避難している学生も「計画停電」により
生活に支障がでているとの情報が寄せられる。
長岡に残る学生には、地元で被災と向き合う保護者の方々のために「安心安全」を確保する。
今回の「東北地方太平洋沖地震と津波」と「信越地方地震」で被災された皆様には、お見舞いを申し上げます。
今、北陸学園は、過去の2回の震災の教訓を、全精力挙げて被災した地域の学生に向けて対応しています。
出来る事には限りがあるかも知れません。
今は、粛々と出来ることからはじめています。