食育インストラクターって何?
調理専攻学科と2010年4月開設予定の『フードマイスター学科』(設置認可申請中)を
卒業する上で認定試験に合格すると『食育インストラクター』の認定を受けられます。
さて、この『食育インストラクター』とはどんなものなのでしょうか?
わが国における食生活や生活様式は大きく変化しており、食に関する諸問題、国際化などが顕著になっています。
2005年に食をめぐる状況の変化という社会背景に鑑み、一刻も早い「食育の普及」が必要と判断され、
○国民の心身の健康の増進と豊かな人間形成を目指す
○体験活動を通して、国民が食に対する感謝の念や理解を深めることができるようにする。
○保護者や教育関係者の意識向上を図り、こどもが楽しく食を学ぶ取り組みが積極的に推進されるようにする。
○伝統ある食文化の継承や環境と調和した食料生産等が図られるよう配慮し、
農山漁村の活性化と食料自給率の向上に貢献する。
などなど、様々な基本理念による「食育基本法」が制定されました
調理師は、「食事を提供させて頂くことでお客様と関わる」仕事。
つまりは「食と人とを繋ぐ役割」を基本的にになっているわけであり「現場=食育そのもの」といっても
過言ではありません。
調理師は、食文化の継承者として、また国際化の伝道者として、現代において非常に重要な役割をもっており、
これらを背景に「食育インストラクター」としてその実践力が期待されているのです。
日本の明るい未来のために、食文化の未来のために『調理師』は活躍の場を社会に広めているのです